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Linc’wellのプロダクト開発

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Linc’wellのプロダクト開発についてご紹介します。
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記事一覧

#3_リンクウェルPdMの10則を作りました(前編)

こんにちは。リンクウェルの原です。お陰様でPdMもこの1年で2倍程度に人数が増え、今後も(うまくいけば)もっと増えていきそう!ということで、新しく入社された/される方の参考情報としてこれまでリンクウェルのPdMがどうやってその責任と役割を果たそうとしてきたかを言語化してみたので今日はそれを共有したいと思います。なお、あくまで作成時点での過去の棚卸しとしての言語化であり、「らしさ」を固定したり振る舞いを強制することを目指すものではありません。この10則はあくまで現状仮説ver.

#2_「ユーザーが」を後ろ盾に作り手のエゴを押し付けない

こんにちは。リンクウェルの原です。10年以上前の写真なのですがまずはこちらをご覧ください。 外国人観光客も多いエリアにある立ち食い蕎麦屋さんの店内看板で、外国観光人客向けに英語を併記したのだと思うのですが・・・ UKEWATASHI・・・ いやそこ英語訳しないと伝わらんのちゃうんかーいと思って思わず写真を撮ってしまいましたが、こういうことってプロダクト開発の現場でも意外と日常的に起こってると思うので今日はその話をしようと思います。 ユーザー目線のように見えて実はそうな

#1_アウトカムに拘る

こんにちは。リンクウェルのプロダクト統括の原です。本日から月1-2回の頻度で私の主にプロダクト開発に関連する考え方や捉え方、学んだことなどを公開社内報として配信していこうと思います。あくまでは誰かに何かを強制するものではなく、N=1の事例として誰かが何かをする上で自身の考え方や捉え方を見つめ直す時の参考になればという思いお送りしていきます。 第1回のテーマは「成果物(アウトプット)よりも成果(アウトカム)に拘ろう」です。アウトプットに拘っててもいい仕事はできないよねという話

#0_公開社内報をはじめます(主にPdMやデザイナー向けの内容です)

こんにちは。リンクウェルのプロダクト統括執行役員、原です。プロダクトマネジメントチームとデザインチームを管掌しています。今日から不定期(月1-2回程度を想定)でPdMとデザイナー向けに書いている社内報を公開社内報として一部内容を改訂して発信していこうと思います。 自己紹介略歴 2009年に大学を卒業後、外資系化粧品メーカーに入社。ヘアケア製品のプロダクトマネージャーとして約40製品の企画からプロモーションまでを担当しました。その後コンサルティングファームで企業の事業拡大や

Flutterがもたらした、Webサービス企業のアプリローンチと開発体験

はじめまして、アプリエンジニアの開沼です。 先日公開された「育休取得経験者のインタビュー記事」では「開発部 Kさん」として出演させていただきました。 記事内でも触れていますが2023年4月にジョインし、クリフォアアプリの開発に携わっています。半年間の育休を頂き、2024年4月から職務復帰しました。今は育児と仕事の両立に向けて日々奮闘していますが、詳しくはインタビュー記事を読んでいただければと思います。 今回はWebサービスしか作ってなかった会社が、アプリの技術としてFlu

リンクウェルのプロダクトデザインの現在地

2024年1月で創業6年を迎えたLinc’well。 2018年の創業から、コロナ禍を経て現在に至るまで、「テクノロジーを通じて、医療を一歩前へ」というミッションの実現に向かって、事業の拡大、組織化が進んでいます。 この6年という歳月の中で、急成長を続けているLinc’wellにとって、デザインとは表面的な美しさを形作るのではなく、患者課題を解決するための体験価値を具現化する重要な機能であり、デザイナーはまさにその担い手。 そこで今回は執行役員プロダクト統括の原と、プロダ

Linc'wellの改善デーという取り組みについて

Linc'wellの改善デーという取り組みについてLinc'wellのバックエンドエンジニアの竹井です! 最近はフロント側も積極的に開発するようにしています!やったー! 好物はカルボナーラです! 趣味はゲームで、最近は原神と崩壊:スターレイル、OW2を楽しんでおります! 早速ですが今回の記事では、Linc'wellが2023年6月頃から取り組みを開始した、改善デーについて書きたいと思います! 改善デーとは? Linc'wellでの"改善デー"とは、普段行っている業務と

責任を果たすために裁量を持つリンクウェルのPdMが圧倒的経験値を得られる理由

今年1月で創業6年を迎えたLinc’well。 2018年の創業から、コロナ禍を経て現在に至るまで、「テクノロジーを通じて、医療を一歩前へ」というミッションの実現に向かって、事業の拡大、組織化が進んでいます。 この6年という歳月の中で、急成長を続けているLinc’wellにとって、PdMは事業成長を支える、攻守の要。そこで今回は、オンライン診療システムの立ち上げからプロダクト開発に関わってきた岩佐克から、各フェーズで求められてきたこと、PdMの在り方をお伝えしていきます。

2023年の組織体制の振り返りと今年に向けて

こんにちは。Linc'wellの開発部の岡野です。2022年から引き続き、開発部の責任者として開発組織が社内でより大きな成果を出すためのサポートをしています。 前回の記事を見返すと、開発部の責任者になりたてということもあり、張り切ったタイトルの記事になっていますね。前回から1年弱経過して、2023年を振り返りつつ、今後に向けての取り組みについて書きます。 2023年の振り返り開発部にとって、2022年から準備をしてきたプロジェクトの集大成となる1年でした。大きく2つのプロジ

サービスを止めることなく1年半のフロントエンドリニューアルをやりきった話

こんにちは。Linc’wellでエンジニアリングマネージャーをしている佐々木です。 最近のベストバイはUGREENの卓上急速充電器です。 Linc'wellでは、オンライン・オフラインで医療従事者・患者/ユーザーをつなぐヘルスケアプラットフォーム事業を主力としており、「オンライン診療システム提供サービス」「クリニックDX支援サービス」として、患者さんが容易に、そして体験よく診療を受けるための一連の機能をWEBとアプリで提供しています。例えば、オンライン診療の予約・問診・診

入社2ヶ月で参加したLinc'wellの開発合宿でプロダクトvisionを延々と語り合ってきた

はじめまして! Linc'wellのオンライン診療チームでバックエンドエンジニアとして働いている竹井です。 好きな食べ物はカルボナーラです! 私は今年 (2023年) の4月にLinc'wellに入社しました。 そして6月にLinc'wellの開発合宿なるものに参加してみました! 今回はその時の体験記を書きたいと思います。 開発合宿とは? Linc'wellの開発合宿とは、1年に2、3回実施をしているもので、普段フルリモートで働いているメンバーも含めてオフラインで一箇所

# (3 日目)フルリモートな我々が「開発合宿」で顔を合わせてやったこと ~トイルの解消施策発表編~

(1 日目)フルリモートな我々が「開発合宿」で顔を合わせてやったこと ~バリューズカード、キャリア・アンカー、Toil~ (2 日目)フルリモートな我々が「開発合宿」で顔を合わせてやったこと ~プロダクトロードマップ、インセプションデッキ~ 本記事 こんにちは!リンクウェルでフロントエンドエンジニアをやってます。ちゃんかつです。 最近トイレのドアが開かないと思ったら、内側から鍵がかかっていました。私は一人暮らしです。一人暮らしではトイレのドアは閉めてはいけないことを身を

ChatGPT にインタビューしてもらった〜医療スタートアップのフロントエンドエンジニアの場合

Linc'well のフロントエンドエンジニアの名取です。ChatGPT が GPT-4 になってから明らかに回答の質が変わっていることに驚いていて、 「これ、インタビュー記事を書いてもらえるのでは?」 と思ったので、試験的に ChatGPT にインタビューしてもらいました。 Motivationインタビュー形式の記事を書くためには、インタビュワーが当然必要なのですが、これは気軽に出来るものではないと思います。少なくとも一人では完結しません。また、インタビュワー・インタ

リンクウェルのエンジニア組織の現状と展望

初めまして。リンクウェルの開発部の責任者を務めている岡野です。 リンクウェルのエンジニア組織の取り組みと今後取り組みたいことを紹介します。 未経験の業界にエンジニアとして入社まずは簡単に自己紹介をさせてください。 新卒でWebマーケティング企業にエンジニアとして入社し、プロダクトマネージャーを兼務しました。退職した後は、フリーランスのエンジニアとして1年弱活動して、2019年に3人目の社員としてリンクウェルに入社しました。 ヘルスケア業界は未経験でしたが、「長く使われるサー