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育休取得経験者に聞く、社員の主体性と会社の支援が共鳴する「理想のワークライフバランス」

こんにちは!株式会社Linc'wellです。

Linc'wellには子育てをしながら働く社員がたくさんいます。
スタートアップにいながら事業やプロダクトの成長を牽引する最前線に立つ中で、Linc'wellには自身の成長と家族との時間の両方を大切にできる環境があります。

今回は、仕事と育児を両立する3人の社員を迎えて座談会を開催。子育てしながら成果を出すための工夫や、同僚や家族との関わり方、今後のキャリア形成などについて本音で語っていただきました。

参加者プロフィール


Sさん:
2022年入社。経営戦略部にてKPI管理や各種データ分析、プロジェクト推進、社外との協業等を行う。2023年、「産後パパ育休制度」※を使って育休を取得。※子が生まれてから8週間以内に、最大4週間の育休を2回に分けて取得できる制度

Yさん:
2021年入社。プロダクト部にてデザイナーとしてアプリのUI/UXなど一連のデザインを担当。1年の産休・育休を経て2023年4月に職場復帰。

Kさん:
2023年入社。開発部にてエンジニアとしてアプリの品質保持を担当。半年間の育休を経て2024年4月から職場復帰。

リモート環境を活用して家族の時間も確保

― 事業成長が年々加速する中、Linc'wellでは一人ひとりが成果に対する責任を持ちながら日々業務にあたっています。それぞれ、育休復帰後はどのような働き方をしているのか教えてください。

Sさん:
17時半くらいに仕事を終えて家族との時間を過ごし、必要ならそのあとに残りの仕事をするという感じです。リモート勤務が可能であることを最大限に活かして、朝と夜は家族との時間をしっかり確保するようにしています。

Yさん:
朝、子供と夫を送り出してからお迎えに行くまで仕事しています。Sさんと同じで、急ぎの仕事がある場合は寝かしつけた後か、朝早く起きて対応しています。

Kさん:
僕は去年の5月に入社したのですが、面接当初から「9月から育休を半年取りたい」と希望を伝えていました。2024年の4月に育休から復帰したのですが、家庭との両立を模索したくて、妻と相談して復帰後の2ヶ月間は時短勤務という形で9時から16時まで働いていました。6月からは通常通りの勤務形態で仕事しています。

ー 入社から間もなく育休が取得できたり、時短勤務できたりするのはありがたいですよね。みなさんリモートワークも活用しながら柔軟に働いてるようですが、育休前や育休中に復帰に向けて準備したことはありますか?

Sさん:
育休の期間は、結果的に家庭と仕事のリズムやバランスを整える期間になりました。育休取得については以前から妻と会話はしていたものの、出産後のタイミングに繁忙期を迎えるプロジェクトの中心メンバーになり、休むことは難しいかもと諦めかけていたんです。上司や人事に相談して、パパ育休※を利用できればやりくりできるかもと考え、2週間ほど育休を取得しました。育休中も一部就業が可能、という制度上の仕組みを活用して、プロジェクトを進めつつも、子供や妻と向き合う時間を確保でき、仕事と育児の両立を図るための新たな生活サイクルを整えることができました。このやり方が社内でも広まっていて、最近社内でも2名、同じように「パパ育休」制度を活用している社員がいます。

※パパ育休:産後パパ育休(出生時育児休業)。2022年に施行された制度で、子どもが生まれてから8週間以内に、最大で4週間の育休を2回に分割して取得できる。休業期間中も最大10日間(10日を超える場合は就業時間が80時間)働くことが可能。

Yさん:
私は産休育休を取得する前に「子供との生活は楽しみだけど、1年キャリアが空くのは不安だな…」と感じていて、育休期間の約1年間、月に1回UXを学ぶ学校に通っていました。年間を通して「ある企業の新サービスを開発する」という課題があり、実際にその企業の方にアウトプットの評価をもらうという実践型ワークに取り組んでいました。睡眠時間が取れない中でかなり大変でしたが、今となっては満足しています。

Kさん:
僕は育休中は子育てに専念したいと考えていたので、育休前に業務工程のドキュメントを整えておくなど後任者に迷惑をかけない仕組みを作って、組織のパフォーマンスを下げないように努力しました。ただ、やはり半年間会社を離れることで距離を感じてしまうような気がしていて。定期的にSlackを開いて新しい情報のキャッチアップをしたり、仲間のちょっとした雑談に入ったりしていました。ゆるくですが、育休中もみんなと関係を持ち続けることができて救われた気持ちでしたね。2024年4月から復帰したばかりなので、今はまさに仕事で成果を出すためにいかに効率的に動けるかを模索中です。 

ー 育休中の過ごし方は人によって違いますし、会社と相談しながら自由に選択できるのは良いですよね。

限られた時間でコミットする意識と日々の工夫

ー 仕事に育児に…と1日にやることが増えている中で成果を出していくのは非常にチャレンジングだと思います。工夫や意識していることはありますか?

Yさん:
子どもが熱を出してしまうなど、仕事を中断せざるを得ないことは皆さんも経験があると思いますが、組織のみんなやプロジェクトのメンバーが快く理解してくれるので気持ち的に安心して働けています。できる限り成果で返したくて、自分が納得したものを納期遵守で提出することを意識しています。
実は、育休復帰後すぐに新事業のメインデザイナーを担当しているのですが、そのような挑戦をさせてもらえることや、上司や同僚の厚意に日々感謝しながら仕事をしています。

Sさん:
「プライオリティをしっかりつける」というのは大前提にしています。やろうと思えばいくらでも仕事はあるけど、今は仕事と家族の時間とのメリハリが大事だと思っていて。事業や組織に対するインパクトが大きいものや、短時間で終えられるタスクは優先してやるけど、それ以外のものは後回しにするといった取捨選択を以前よりも意識的にしています。
それと、夕方の家族時間のあとは、根詰めて仕事をするのはなかなか難しいので、夜は作業系のタスクを中心に、しっかり考える必要のあることは朝にやるなど、時間の使い方を意識するようになりましたね。

Kさん:
わかります。時間の使い方がこれまでとまったく違うから、僕も「夜は手を動かすだけ」「朝は集中して考える・整理する」と分けるようになりました。
僕は短い時間で成果を出すために、こまめにアウトプットするようになりましたね。今後同じような体験をする人に自分の経験が伝えられるように定型化を意識しています。
あと、自分たちの事業は「健康を維持する」というのが大前提にあるので、睡眠は大事にしています。

Yさん:
子育てしているとこれまで以上に時間の制約があるので、いかに制作の時間を確保するかというのを頑張っています。以前はたくさんあるミーティングの合間に作業していましたが、今はミーティングを連続して入れるようにしてもらい、集中力が続くような業務設計をしています。

Sさん:
あとは、タスクを全部Notionに洗いだして、期日と優先順位をつけて可視化するようにしておくのも効果的。優先順位が低くても、どこかのタイミングでやりたいことはあるので、リストに入れておいて手の空いたときに取り組むようにしています。

ー 周囲の理解があることで安心感を持って働けていながらも、チャレンジしていくことへの妥協ない工夫が結果につながっているんですね。

すぐに相談できる文化が根付いている

ー 仕事と家庭のバランスをとりやすい環境ではありそうですが、会社にあってよかったと思う仕組みや制度などはありますか?

Kさん:
「育児ナレッジチャンネル」というslackのチャンネルですね。
育休から復帰した後、会社でも育児の話をしたかったんですが全社向けの雑談チャンネルはちょっと違うなと思っていて。「育児ナレッジチャンネルを作ってほしい!」と要望したら次の日にはもうチャンネルができていました(笑)。
例えば先日、子どもが保育園に行ったあとに熱が出て30分で帰ってきたんですが、そのときの「仕事ができない絶望感」を投稿したら、みんな「わかるー!」と共感してくれたんです。心強いし、救われました。
日々たくさんの育児に関する投稿があって、不安や行き場のない悩みを共有できるのは安心感につながります。

Sさん:
自治体の相談室などもありますが、なかなか気軽にアクセスしにくいですよね。会社という日常の中に子育ての先輩や後輩が集まっていて、何気ない話や相談ができるのは、想像以上にありがたいです。「保活」など、当事者以外には全くわからないようなことについても聞きやすい。信頼できる経験者がまとめてくれているというのはすごく大事だなと感じています。

Yさん:
顔がわからないネット上の話ではなく、身近な人の話だからこそ共感できるんですよね。もう仕事のナレッジシェアと同じくらい大事な場所です。もしかしたら仕事のナレッジ以上に溜まっているかも(笑)

ー 誰でも課題とそれを解決するアイディアが提案できて、周囲が納得したらすぐに実行に移せるのはLinc'wellならではですね。仕事と同じぐらいのスピード感でチャンネルが活性化していったのには私も驚きました!

オーナーシップをもち未来を創るチャレンジを

ー お話を聞きながら、仕事と家族との向き合い方、どちらにもオーナーシップを持って動いているんだなと感じました。最後に、みなさん自身の今後の目標やチャレンジについて聞きたいです!

Yさん:
もっとUX分野のスキルを高めていきたいです。日々の業務を通じてはもちろんのこと、育休中に通っていたUXの学校の上位クラスに通うことも検討しています。産前より時間に制限はありますが、よりユーザー理解を深める為に、積極的にユーザーインタビューや行動観察も行っていきたいと考えています。自分自身の能力を高めることで、会社のビジョンでもある「全ての人々に最高の医療体験の提供」に貢献していきたいですね。

Kさん:
僕が携わる「クリフォアアプリ」も子どもと同じで、2023年にローンチしたばかりでまだまだ改善したいことだらけなんです。Linc'well初のFlutter※専任の社員として、特に開発品質の向上面でバリューを発揮していきたいと思っています。Linc'wellなら育児しながらでも開発にコミットできるんだということを認知してもらえるよう、積極的な情報発信にも挑戦していきたいです。※Flutter(フラッター):スマートフォンのアプリケーション開発に特化した開発フレームワークのこと

Sさん:
子どもが生まれる前に比べると仕事に充てられる時間は確実に減っているのですが、それでも会社や周囲への貢献度は下げたくないな、と思ってもがいています。
入社当初を思い返してみると、Linc'wellが手掛けるサービスが医療における「新しい当たり前」になっていくんじゃないか、というワクワク感がありました。Linc'wellが描く世界を実現するためにも、さまざまなパートナーと協力して、医療を進化させるための取り組みに積極的に携わっていきたいですね。もちろん当社でもやれることはまだまだ沢山ありますが、色んな人や企業と協業することで、より良い医療体験を提供できる分野があるのではないかと思っています。

ーお忙しい中、みなさん、ありがとうございました!

いかがでしたか?
Linc'wellではフレックス制度やリモートワーク等を活用し、自分自身で会社との距離感を自由に選択しながら仕事に取り組むことが可能です。
今回は紹介できませんでしたが、「ベビーシッター派遣事業割引券」の使⽤事業主として承認されており、ベビーシッターの利⽤時に使うことができる補助券も配布しています。
柔軟な働き方や福利厚生をうまく活用しながら、自身のキャリア形成ができる環境です。

この記事を読んでいただき、「もっと詳しく話が聞きたい」「ここってどうなの?」など、気になったところがあればお気軽にお問合せください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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